[保存版]あなたは説明出来る?正しいセラピーの使い方

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こんにちは!もうすぐ大学院生のひぐらしです!寒くなってきたのでみなさま風邪にお気をつけください。

さて前回は、[保存版]3分でわかる!精神科?カウンセラー?どこに行けばいいかと題しまして、心の病にかかった時にどこにいけば良いのかをざっくり解説しました!

その中でも、最近の流れから考えて、大事だと思われるセラピーに焦点を当てて今回の記事を書きます!

セラピーというのは前回の記事にも書いたのですが、「薬などの物理的でない心理的介入のこと」ですね。また、セラピーの日本語訳は心理療法です。

最近やたらめったら〇〇セラピーとか、〇〇セラピストという言葉を聞きませんか?

アロマセラピーとかアニマルセラピーなどが有名ですよね。でも中には「そんなの言ったもん勝ちじゃん」と思うようなセラピーも目にします。

試しに、GoogleでもYahooでも良いので検索エンジンでセラピーと打ってみてください。そして、ページングボタンの8、9番目とかを押すと「こんなセラピーもあるんだ」というように、セラピーの多様性を認識していただけるのではないかと思います。

ちなみに、

こんな雑誌も出ています。特集は手仕事セラピーです。初耳です。

そんなセラピーなのですが、

使い方を間違えるととても危険

ということをこの記事では伝えたいと思います。誤解がないようにしていただきたいのが、セラピーを否定しているわけではないということです。

実際の臨床現場では、治療としてハードルが低いため、アニマルセラピーが導入されたり、言葉によるコミュニケーションに困難を抱える高齢者に対するケアとして音楽療法(セラピー)が利用されるというケースがあります。

このように、セラピーは正しく使うことでその効力を最大限に発揮します。

しかし、一般の人が使う際には以下で説明する留意点を是非守っていただきたいと思います。是非最後までご覧ください!

本来、セラピーとは心理療法を指す言葉です。しかし最近は、リラクセーションなども含めてセラピーということが多いようです。以下ではセラピーといった時、心理療法を含むということにします。心理療法の代表的な例は、精神分析、認知行動療法などです。

 

<心の健康に関するサービスの選び方>
3分でわかる!精神科?カウンセラー?どこに行けばいいか
あなたは説明できる?セラピーの正しい使い方→今回の記事!

 

セラピーは科学的か?

そもそもセラピーって効果があるの?

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少し昔話をさせてください。

そもそもセラピー(学術的には心理療法ですが、なじみやすいのでセラピーと表記します)って効果ないんじゃないの?という議論が遥か昔におきました。

1952年、アイゼンクという心理学の知の巨人が「セラピーは逆効果である」という報告をしました。逆効果ということは、セラピーを受けた人より、受けなかった人の方が、心の風邪、つまり精神障害の治りがよかったということです。

この論議は波紋を呼びました。最終的には、スミスとグラスさんという人が画期的な統計的手法を開発したことによって、

セラピーには治療効果がある

ということが実証されました。これは間違いありません。

治療効果があるということがわかるともう少し貪欲な疑問が出てきます。それが次の質問です。

どのセラピーがどの症状に効果があるか

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どのセラピーが、心の不調のどの症状に効果があるのかという疑問です。

どういうことでしょうか?具体例をあげましょう。

例えば、ダイエットしたいという時に、人によって合ったダイエット方法が違いますよね?ある人は運動が向いているかもしれないし、食事制限が向いている人もいる。

友達が朝バナナダイエットを成功させたということでやってみたら全然効果がなかったなんていう苦情をよく2chで見ますね。

このようにダイエットには個人差があり、その人に合うダイエット方法があります。これと同じように、心の病には、

その人にあった、その症状にあった治療法(セラピー)がある。

このような、どのセラピーがどの症状に有効なのかを明らかにする研究がたくさん始まりました。

その結果、経験的に支持された介入法というリストが作られることになりました。これは、ある種マニュアルのようなもので、この症状にはこのセラピーがこのぐらい有効だというものがまとめられています。

臨床心理士のお仕事

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おやおや、セラピーの話をしていたのに、急に臨床心理士の話になってしまいました。ぼくの専攻です。

タスマニアデビル君
すぐ自分の話に持って行く男って嫌われるんだぜ

わかっています。ここで臨床心理士が出てきたのは、理由があります。実は臨床心理士がする仕事とは、先ほど挙げたマニュアルや、セラピー(心理療法)の効果を検討する論文を参考にして

心の病の症状に最適な介入(セラピーや心理療法)を行う

この点が、カウンセラーやセラピストと呼ばれる人と決定的に違う点です。

セラピストは臨床心理士とは違い、「自分は〇〇セラピストだ。〇〇セラピーをやるから受けたい人来てください」のように、

ほどこす介入があらかた先に決まっている。

セラピーを正しく使うために

タスマニアデビル君
また前置きが長いよ!早く結論を教えてよ!

まあまあ。以上の説明を熱心に読んでくださった方ありがとうございます。熱心に読んでくださった方はもうだいたいわかるのではないでしょうか?

なぜセラピーは危険になりうるのか

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以上の話をまとめると

心の病=その人・その症状にあった介入法(セラピー)がある

セラピスト=どんな人がくるかにかかわらず、一つのセラピーを行う

つまり、「心の風邪にかかったかな?」と思って、セラピストの元を訪ねた人は、その人の特性や症状にあわないセラピーを受けてしまう可能性があるということです。

あわないセラピーを受けたことにより、逆効果になる可能性もあります。また例え、効果が多少あったとしても、それが最適な治療とは限らず、もっと合った治療法があるかもしれません。

お金と時間、そしてあなたの精神的な健康が損なわれる可能性がある

手前味噌的な感じになってしまうのですが、臨床心理士は最適な介入をクライアントに合わせてプランニングするため、安心することができます。

セラピーの使い方

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最初にも述べたように、誤解ないようにしていただきたいのは、全面的にセラピーを否定しているわけではないということです。

正しい使い方があるのです。以下その二つです。

精神科医や臨床心理士が紹介するセラピーを受ける

これは、「心の風邪かな?」と思った時のパターンです。

これはクライアントの人に最適化されているからです。クライアントの症状や状況に合わせたものをコーディネートしてくれているはずなので、安心してご利用できると思います。

また精神科医や臨床心理士の方が紹介するということは腕が信頼出来る方ということになるので、その点も安心できますね。

比較的健康度が高い時にセラピーを利用する

前回の記事でも述べました。ある種リラクセーション目的での利用が良いのではないかと思います。一般的に、精神科やメンタルクリニックに行くより、セラピーを受ける方がハードルが低いのではないでしょうか?

先ほども述べたように、セラピー単独の利用で心の病を治療しようと考えることは無理があります。たとえ、それができるというセラピーがあったとして、さらにそれが本当だとしても、それを一般の人が判断することはむずかしいといえます。

なら、全面的にいかない方がいいのでは?と思われる方もいると思いますが、そうは思いません。

例えば、アロマセラピーなどを例にとると、アロマセラピーはリラクゼーション効果があることが実証されています。また、セラピーを受けることでつながりが増えるのではないかと思います。

僕が出会ったセラピストの方々は、自分の信念に従って、クライアントの幸せを願う素敵な方ばかりでした。セラピーに参加する人も含め、様々なコネクションを持っておくことは予防につながります。

以上が僕が考えるセラピーの使い方です。

最後に

臨床心理士の仕事も含めて、セラピーの利用の仕方について僕なりに説明してみました。

最後にもっと知りたいという方にオススメの本を紹介して終わりにしたいとおもいます。

これは現在の臨床心理学のトップランナーである下山晴彦教授が、一般の人にもわかりやすいように、臨床心理学を中心とした心のケアの本質的な部分を解説した本です。

kindle unlimitedで無料のようなので、ぜひ読んでみてください!

ぜひ前回の記事も読んでみてください!

[保存版]3分でわかる!精神科?カウンセラー?どこに行けばいいか

また次回の記事でお会いしましょう!

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