[良書] 興味がない人にも読んでほしい発達障害の本

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こんにちは!毎日ブログ更新するの難しいですね!卒論に自由時間を吸い取られているひぐらしです!

さて今回の記事は本の紹介です!久しぶりに本屋で立ち読みして新品を買いました。まさしく良書だと思います。

 

 

この本の良いところは

 

一般の人にもわかりやすく、痒いところに手がとどく内容

 

発達障害に関する文庫を何冊か読みましたが、この本がダントツでオススメです。

 

題名にもある通り「もしかして、うちの子、発達障害かも!?」と思った親御さんの方はもちろん、発達障害に全く興味のないという方にも読んでいただきたい本です。

 

その理由は、発達障害の子どもの支援において何より大切なことは、家族を含めた、関わる人の配慮なのです。

この本を読んでいただいたらわかると思うのですが、発達障害とされる子どもの数は、結構な割合を占めています。親として、もしくは、間接的に関わるということは、十分あり得ることなのです。

 

発達障害を知る上で最適な一冊

 

具体的な中身と共に、エッセンスをお伝えできればと思います。

 

わかりやすい章立て

一般の人にも是非知ってほしい知識

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この本の小見出しは、「もしかして、うちの子、発達障害かも!?」と思った親御さんが、筆者の岡田さんに質問するという形で付けられています。題名の通りですね。

なので、語り口調は、一般の人でもわかりやすいように、必要最低限の専門用語で解説されています。

実際の小見出しをあげて、内容を見てましょう。まずは、一般の人にも知ってもらいたいことです。

 

発達障害と個性の違いは何でしょうか?(p22)

なぜ、発達障害を早い段階から見つけないといけないのでしょうか?(p68)

 

最初の質問、「発達障害と個性の違いはなんでしょう?」は是非、発達障害に否定的なイメージを持っている方に読んでいただきたい内容です。

この本では発達障害をこんな優しい言葉で表現しています。

 

発達障害とは、他の子よりも個性が強いために、行動を理解するには、一工夫必要なことがある状態のことを言います。(p20)

 

「障害」という言い方はどうしても否定的なニュアンスを持ってしまいます。その定義はマイノリティの排除を含む恐れのあるものです(詳しくは過去の記事:サイレントマジョリティと「障害」ー静かな境界線ーをご覧ください)

 

しかし、この本でも書かれているように、発達障害とは、個性の延長なのです。個性と同じように、短所にも長所にもなりうるものなのです。それが、今の社会では短所にばかり、目がいってしまいます。

発達障害という言葉は、行動に問題のある子どもを排除するためにあるのではなく、適切な支援を届けるためにあるものです。その子の、苦手な部分をカバーし、長所を伸ばせるような環境を作るために、「発達障害」という言葉を使っていただきたいです。

 

二つ目の質問、「なぜ、発達障害を早い段階から見つけないといけないのでしょうか?」は、これから子どもを持ったり、育てたりする方に特に読んでいただきたい内容です。

 

発達障害の子どもの支援を「療育」という言葉で表します。

 

(療育では)幼少期から子どもの行動面に働きかけて、身辺自立や社会的スキルなど、これからの生活に必要とされる基本的な力を養います。(p219)

 

発達障害の子どもが苦手なことの一つに、社会的なスキルが挙げられます(個人差はもちろんあります)。そうしたスキルの学習は、生活する上で必要となる大切な能力です。

こうしたスキルの学習を、早期から始めることで、将来の「生きづらさ」を減らすことができます。これが、発達障害を早期に療育につなげることが大切になってくる理由です。

 

では、早期に療育につなげるためにはどうすればいいか。それは

 

事前に発達障害について知っておくこと

 

それだけで、仮に、発達障害を持つ子どもを持った場合、特性を存分に活かせるかどうかが左右されます。その意味でも本書は、「今は関係ない」「興味がない」と思ってる方に読んでいただきたい本なのです。

 

発達障害かも!?と思った時に役立つ知識

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この本の1番の目的である、「もしかして、うちの子、発達障害かも!?」と思っている親御さんに役立つ知識が充実しています。発達障害を専門に、外来を担当している筆者が明かす、よくある質問が挙げられています。

 

発達障害の診断名が、病院によって違うことはあるのですか?(p46)

発達障害は親のしつけや愛情不足が原因なのでしょうか?(p49)

学校には発達障害のことをどう伝え、理解してもらえばいいのでしょうか?(p192)

 

2番目の「発達障害は親のしつけや愛情不足が原因なのでしょうか?」は、一般的に広がっている偏見から抱いてしまいがちな偏見です。

実際のところ、発達障害は親のしつけや愛情不足は関係ありません。ただ、支援において、それらのしつけや愛情が鍵になってくるのです。生きづらさを解消する大切なものです。

 

3番目の「学校には発達障害のことをどう伝え、理解してもらえばいいのでしょうか?」もとても現実的な質問ですよね。こういったことはなかなか、他の本では詳しく書いていないことです。

先ほども、書いたように、その子にとって最適な環境を用意するために「発達障害」というラベルは使われています。大切なのは、その子の特性を伝えること、どのような配慮をしてほしいかを相談することです。

 

専門の精神科医(注)の方に相談する際にも、役立つ本になると思います。

 

発達障害の子どもの保護者や関係者になった時、是非とも持っておきたいバイブル的な本となるのではないでしょうか?

 

実際にどういったとこに相談に行けばよいかも本書で取り上げられています。とても実用的です。ちなみに、精神科医の中でも子どもを専門的に扱っている人を、児童精神科医と言います。筆者の岡田さんも、児童精神科医の一人です。

最後に

なるべくこじんまり、伝えたいことだけまとめることができました!まだまだだと思いますが、僕も成長しました笑

 

もともとこの本は、単行本で出版されたものを文庫化したものです。それに合わせ情報を最新なものにしてあります。600円という値段の割に圧倒的なボリュームです。

 

実際に見てみるのが一番だと思います。立ち読みする際に読んでいただきたいのが、巻末の「おわりに」と「文庫版の出版にあたって」です。

本を買う際「この人どういうひとなんだろうな〜」と思って、よく「おわりに」を読みます。この本の「おわりに」と「文庫版の出版にあたって」には、筆者の方の想いと暖かさが詰まっていました。

 

僕は、発達障害を持つ子どもが集まる施設で働いています。そこでは問題が起きることももちろんありますし、自分の力のなさを痛感することもあります。この本を読んで、そういった自分を見直すきっかけを作ることができました。本当に良い本なのでオススメしました。

 

最近、発達障害であることを開示している栗原類さんが自伝的な単行本を出しました。発達障害ってどういうものなのか?その入り口を知るきっかけになるのではと思います。合わせてチェックしてみてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました!今後ともよろしくお願い致します。

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