臨床心理士のたまごが「死ぬ死ぬ詐欺のかまってちゃん」を読み解く

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こんにちは!スマホに速度制限がかかってしまったひぐらしです。

さて今回の記事のテーマは「死ぬ死ぬ詐欺」です。

というのも、Renaさん(@rena19873)の記事を拝見して創作意欲が掻き立てられたからです。

 

コメントを見て多くの共感を得ていることがわかりますね。

 

 

ということで、全力でのっかります笑

この「死ぬ死ぬ詐欺のかまってちゃん」は心理学(特に臨床心理学)でどのように読み解くことができるのでしょうか?

そして、このような「かまってちゃん」に出会った時、あなたはどのような対応をすれば良いのでしょうか?

僕自身まだまだ勉強途中ですが、少しでも皆様のお力になれればと思っています。

 

 

かまってちゃんにかまってはいけない!!

 

 

これを原因とともに、詳しく説明してきたいと思います。

あくまでこの事例に関してであることにご了承ください。「死にたい」とおっしゃている方のすべてのケースが、この記事で書いたことに当てはまるわけではないということは強く強調しておきます。

その前に臨床心理学の予備知識

「見立て」を立てるということ

かなり専門的な内容になるので、めんどくさい方はすっ飛ばして読んでいただいても大丈夫です!

Renaさんがブログで書いた「かまってちゃん」の場合は、通院に結びついたとのことです。病院の中では、精神科医や臨床心理士の方が主に支援に当たられたのだと思います。

どのようなプロセスで支援が始まるのか、あまりよくわからないですよね。それをまず説明します。

 

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アセスメントは、クライアントの人に面接をしたり、検査を行ったりして、その人の心理的状態や環境を明らかにすることです。査定と訳されることが多い言葉です。

 

そして今回、僕がやろうとしているのは、見立てを立てるというところです。

これは何をするのかというと、アセスメントで集めたデータをもとに、クライアントの人が抱える問題の、原因や成り立ちについて「こうなっているのではないか?」という仮説を立てる作業を表します。

要は、クライアントの抱える問題を物語のように、筋道を立てて理解しようとすることです。これには、様々な心理学的な理論が援用されることになります。

 

この見立てに基づき、介入計画が話し合われ、実際に支援がスタートします。そして、支援の結果、どのような改善があったのかを再びアセスメントします。

もし、改善が見られない場合は、最初の「アセスメント」にもどり、①→②→③→④→…と繰り返していくことになります。

この一連の流れを臨床心理学の専門用語でケースフォーミュレーションと言います。(これから臨床心理学を勉強したいという方はぜひ覚えておいたほうがいい言葉です)

 

機能分析という考え方

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今回の、「死ぬ死ぬ詐欺のかまってちゃん」では、機能分析という考え方がとてもぴったりだと思ったので、これを利用していきたいと思います。

 

機能分析とは、出来事の原因と結果のつながりから、行動の理由を明らかにする作業を指します。

 

機能分析には、目の前の行動だけに注目するミクロな視点での機能分析と、問題のそもそもの成り立ちから考えるマクロな視点での機能分析の二つがあります。(これは今日中に忘れる?!笑)

 

死ぬ死ぬ詐欺のかまってちゃん

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さて、前置きが長くなってしまいましたが、ここで要約しましょう。

今僕がやろうとしているのは、「かまってちゃん」になってしまう問題の成り立ちを明らかにするということで、それを考えるにあたって、行動の原因と結果に注目する機能分析という方法を使おうということなのです!!

では、まずは「死にたい」という電話をかけるという行動をとってしまう理由を説明したいと思います。

 

ミクロな視点での機能分析

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まず、何らかの原因から、「死にたい」と電話をかけることを思いつきます。

そして、実際に電話をかけると、Renaさんのような優しい後輩に慰められるわけです。

 

「先輩に死なれたら私も辛いです」

 

後輩にそんなこと言われたらどうですか?!萌えきゅんですよ!

ということで、自分が愛されているという感覚を得ることができるわけです。

 

そうすると、「かまってちゃん」の行動の結びつきとして、図のようになりますよね。

 

「死にたい」と電話をかける→後輩が慰めてくれる→満たされる

 

満たされるのなら、電話をかけたくなります。こうして、「死にたい」と電話をかけることが、愛されているという実感を得るための都合のよい道具となるわけです。

そして、最初は理由があって「死にたい」と言っていた言葉も、単なる道具として一人歩きしていき、「死ぬ死ぬ詐欺」となるわけです。

 

これで、「死ぬ死ぬ詐欺のかまってちゃん」が出来上がりというわけです。

 

マクロな視点での機能分析

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死にたいという気持ちを、専門用語で「希死念慮」と言います。これは覚えていたらかっこいいやつです。

最初に、電話をかけた時、本当に希死念慮を持っていた可能性があります。問題を解決するには、その元々の原因も考えなくてはいけませんね。

 

状況からの推測ですが、「かまってちゃん」の背後に満たされない気持ちというものがあるのは間違いないのではと思います。

 

この具体的な理由はさすがに本人に聞かないとわからない部分ですね。もしかすると、大学に入ってから誰にも受け入れられないという経験があったのか、はたまた、幼少期の親との関係をひきずっているのかも知れないです。

本来ならアセスメントをしっかりした上で、診断を下すものですが、状況から考えると、愛着障害もしくは境界性パーソナリティ障害として診断がつくのでは、と推測します。

 

そして、大切なことを言っておきたいのですが、このように診断をつけること自体はあまり意味がないことです。大事なのは、本人がどのように問題を経験し、どのように支援に結びつけられるかということです。

 

対処方法と対策について

これ多分「かまっちゃん」自身も辛いですよね。本当にしんどいんでしょう。

ただ、そう思って同情的な対応をしてしまうと、周りにいる人も巻き込まれてどんどん苦しくなっていってしまいますね。

 

おすすめする対処としては

 

反応しない

 

ですね。もっと厳密に言えば、正しい方法で連絡をした時だけ反応するですね。(立場的に難しい時もありますが…その時はうまくかわすのが良いと思います)

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先ほどの図に書いて整理したように、周りの人が反応するということが「死ぬ死ぬ詐欺」を助けてしまっているわけです。まずは、このループを断ち切る必要があります。

 

なので、反応しない。これが周りの人にとって、本人にとっても良いことです。「死ぬ死ぬ詐欺」をしても良い結果が得られないということをしっかり学んでもらう必要があります。

 

もし、臨床心理士が支援するのであれば、認知行動療法やソーシャルスキルトレーニング、対人関係療法などが考えられると思います。長くなってしまうので、興味がある人は是非調べてみてください!

 

 

 

しかし、そもそも「死にたい」という電話が始まったのが、かまってちゃんが抱える問題が辛かったためですよね。そのため、その逃げ道であった「死ぬ死ぬ詐欺」が成り立たなくなると、いよいよしんどくなってしまいます。

そこで、医者や臨床心理士の人が関わる必要があるのです。

対応の仕方は、その原因によって違います。例えば、親に対する愛着形成に失敗しているのだとすれば、精神分析や家族療法の理論を用いた支援などが行われることになります。

 

というわけで、実際に周りの人だけでは手に負えないわけです。なので、こうしたケースでの対処法は

 

反応しない
メンタルヘルス関連の期間に相談する

 

これがベストアンサーだと思います。

Renaさんが、「かまってちゃん」に遭遇したのが大学ということでした。大学ですと、学生相談室という窓口を用意しているところも多いとおもいます。

もし、このようなケースに関わり、自分が苦しくなってしまった場合は、こうした窓口に相談されるのが良いと思います。その機関の人の判断で必要とあらば、問題を抱えている方が支援に結びつくこともあります。

 

一見、冷たいようでお互いにとって最も幸せなやり方なのだと思います。皆様もこのような方と関わることになった場合は、このような対応を検討してはいかがでしょうか?

 

ちなみに、今回のケースでは、「死にたい」という言葉が本気の言葉ではないとのことでした。本当に、「死にたい」と言っている方が周りにいらっしゃったら、早急に医療機関につなげてください。そして絶対に一人にしてはいけません。詳細は別記事に書きたいと思います。

 

最後に

長々と書いてしまいました!Renaさんの人気にあやかれば少しぐらい読んでもらえるかな?笑

ということで、このような機会をくださったRenaさん、読んでくださった読者の皆様ありがとうございました!

これからも応援宜しくお願い致します!!

 

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1 個のコメント

  • はじめまして、しんたと申します。今回の記事を見て参考になりました。自分は統合失調症になってしまい、少し苦労してます。薬でだいぶ改善されました。今回のケースは見極めてが難しく感じました。Renaさんの判断は良かったと思います。

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