アメリカ海軍に学ぶチームワーク <読書レビュー>

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こんにちは!卒論が終わり、読みたい本が読みたい放題のひぐらしです。

今回ご紹介する本はこちら!

 

 

「こいつは昔の本しか紹介しないのかよ…」と思われた方もいるかもしれません。

仕方がないのです。お金がないのです。

今まで出ている本を読まずに、新しい本に手を出すのもコスパがあまり良くないという信念から古本屋で昔気になっていた本を買ったりしてるのです。

 

というわけで紹介する本も古いものが多くなると。

 

それはさて置き、今回ご紹介する本『アメリカ海軍に学ぶ「最強のチーム」の作り方』は、題名の通り、チームワーク、とりわけリーダーシップに関する名著です。

 

僕は臨床心理士になるため日々勉強をしているのですが、事例に介入するにあたってチームワークは不可欠なんですよね。臨床心理士はチームの中でもコーディネーターとしてのリーダーシップを期待されることがあります。

そして、この本は臨床心理士の強みが活かせるリーダーシップの形を紹介しています。僕の主観ですが、今、そしてこれからの時代必要とされることだと思います。

 

大事なのは聞くこと

 

この一言に集約されるのではないでしょうか。それでは内容の説明に移っていきたいと思います!!

基本情報

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著者

書いたのは、元アメリカ海軍大佐マイケル・アブラショフという人です。落ちこぼれと言われていた、ベンフォルドという艦(戦艦と母艦とかの「艦」ですね)をNo.1の座に引き上げた敏腕艦長です。

 

今は、その経験を生かし、コンサルティング会社を経営しノウハウを伝えているようです。そのことからもわかるように、この本に書かれている内容は、一般的なチームワークにも当てはまることです。

扱う内容

自分が当時置かれていた最悪の状況から、アメリカ海軍No.1と呼ばれるチームを作り上げた体験談がまとめられています。

粋な計らいなのかわからないですが、「自分の艦だと思ってね」という前書きを乗せながら、章立ての頭に「It’s your ship」と書かれています。いかにもアメリカという感じがしますね笑。

ひたすらに役に立つハウツー・ノウハウが、豊富な経験例とともに書かれています。しかし悪く言えば、羅列的に感じられるかもしれません。

 

この本の読みどころ

サーバントリーダーシップの事例として

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サーバントリーダーシップという言葉を聞いたことがありますか?最近にわかにブームになっている言葉ですね。

 

サーバントリーダーシップとは、従来のような力強く「ひっぱる」というリーダー像ではなく、部下を下から「支える」ような役割を果たすリーダー像を表す言葉です。

つまり、部下に指示を出して動かすのではなく、環境を整えて自由に動いてもらうというリーダーの役割を強調する概念です。

 

そうすることで、上から下ではなく、下から上にアイディアを引き上げることが可能です。これは「学習する共同体」を作るために必要なリーダーのあり方になります。

 

これを実現するためには二つの能力が必要になります。

 

一つは

 

環境を整える力

です。

この本の中でも、環境を整えるということに苦心する姿が数多く描かれています。

「命令では人は動かない」。小見出しにもなっているこの言葉には、著者の姿勢が明確に現れています。環境を整えて、整えて、そして時には自分の背中を示しながら努力を続けていった、著者の姿は胸を打つものがあり、勇気付けられます。

 

もう一つが冒頭にも書いた

 

聞く力

 

です。

部下が能動的に動くためには、そのアイディアを積極的に拾い上げていくことが必要です。この時に必要になるのが「聞く力」です。力というより、姿勢といった方が適切かもしれません。

 

指揮官となったとき、私は艦にいるすべての人間とのすべての出会いを、いちばん大事なものとして扱おう(p57)

 

というように、聞く技術ではなく、相手に対するリスペクトを土台とした聞く力が、リーダーシップには必要であるといいます。

聞いてくれる上司に対しては、自分のアイディアも言いたくなります。そうやって、自分で考えて報告する能動的な部下が次々と生まれていくわけです。

ガチガチの海軍を変革したノウハウ

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アメリカの海軍、広く言えば「軍」に対してどのようなイメージをお持ちでしょうか?

 

厳しい上下関係

 

このようなイメージがまず最初に来るのではないでしょうか?

 

この著者が任された艦も、例外にもれず、そのイメージに支配されていました。そして、落ちこぼれの艦です。

このような状態から、チームを変革するのは、素人目に見ても血尿が出そうなほど大変だとわかります。

 

今の日本の会社やチームの現状はどうでしょうか?圧倒的に「厳しい上下関係」に近い組織が多いのではないでしょうか?

そうした中で、最悪の状況からサーバントリーダーシップを貫き、チームを変革したこの本は、一つの事例としてめちゃくちゃ面白く、役に立つ内容だと思いました。

皆様も古本屋さんで見かけたら一読してみてはいかがでしょうか?

最後に

僕自身、「前に出て引っ張る」というのが得意ではありません。

そうした僕が、リーダーシップで輝けるとしたらサーバントリーダシップというあり方なのだと思います。

ただの負け犬の遠吠えではなく、強みを生かしたリーダーシップとして実践する価値のあることだと感じています。

 

「先輩がこうしていたから、後輩にもこうする」

 

という繰り返しでは、チームは変わりません。チームを変える、その前に自分を変えるヒントとしてこの本を心に留めていただけたら嬉しいです。

 

以上最後まで読んでいただきありがとうございました!

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