知能検査を受けるときに注意したい3つの点

スポンサーリンク

こんにちは!臨床心理士のたまごのひぐらしです!
さて今回の記事では、基本的な知識を丁寧に解説しました。

そもそも知能とは?

知能とは

「脳神経系の機能として生じる”心”のうち、知的活動に関する側面」(ミネルヴァ書房 よくわかる臨床心理学 p54)

と定義されます。

つまり、知能とは、心のほんの一部に過ぎないということです。

 

そして、この知能というものは、知能検査によって厳密に測定されます。最も一般的な知能検査はウェクスラー式知能検査です。その検査で明らかになる結果が、知能指数(Intelligence Quotient)、通称IQということなんです。

 

この知能検査は、知能を複数の要素から構成されるものとして捉えます。大きく分ければ

 

  • 言語性IQ…後天的に得た知識などを尋ねる
  • 動作性IQ…知能の先天的な側面。目の前の状況をどのように解決するかなどを測定する。

 

という二つです。さらに、この二つの側面を計るために数種類のテストが用意されています。

 

知能検査で注意すべきこと

1. 測る要素が絞られている

知能検査は、複数の要素からなると書きましたが、逆に言えばこの要素の集合体を「知能」として測定しているということです。

厳密に、テストが作られ、点数も正確に測定することができるのですが、そもそも知能全体を測定しているとは限らないということを忘れてはなりません。

 

2. 「知能」以外が入ってしまう

テストにはつきものですよね。誰にだって調子の良し悪しはあるものです。特に子供の場合は、それが表に出にくいものです。

たとえば、初めて来た病院で、知らないおじさんに「テスト受けて?」と言われたら緊張しちゃいますよね?このように、出た結果が純粋に知能を測定しているかどうかは疑問を持つ必要があります

 

3.  知能は「心」の側面の一つに過ぎない

最初の定義にもありました。知能は、「心」というものの一つの要素にすぎません。知能検査で出た結果が、その人の日常の状態を、表すわけではありません。

例えば、尊敬している人に「頑張れ!」と言われたら、いつも以上の能力を出せたりできる人もいるわけです。そうした、知能に関係しているであろう、「心の他の側面」を知能検査で測ることは実際にはできないのです。

 

最後に

あなた、もしくはあなたのお子さんが検査を受けるときもきっとあると思います。そうしたときは、結果に振り回されるのではなく、知能検査そのものの限界を意識する必要があります

 

スポンサーリンク