僕が児童相談所で学んだ子供に関する3つの真実

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こんにちは!大学で臨床心理学を学んでいるひぐらしです。来年度からは晴れて大学院に通い、より一層勉強を頑張っていきたいと思っています。

 

そんな僕ですが、以前児童相談所で働いていました。自分の経験を振り返りながら皆様に届けたい想いをつらつらと書いていきたいと思います。

長い文章ではないので、ぜひ最後までご覧いただけたら嬉しい限りです。

 

僕が児童相談所で学んだ3つの真実

酷い虐待があるという真実

本で読むだけだった「虐待」が、現実としてそこにはありました。

 

守秘義務があるので、あくまで本などを読んだ一般論で書きますが、

 

  • 「新しい恋人と生活したいからあんたなんかいらない」と言われる
  • 包丁を取り出して「一緒に死のう」と言われる
  • 親の機嫌が悪いとボコボコにされる
  • 家に入れてもらえない
  • 連れの子と、血の繋がった子供で対応が違う
  • 実の父親や養父に性的な奉仕を強要される

 

このような現実が目の前にありました。

 

厚生労働省の報告によると、27年度の虐待の相談件数は10万を超えています。

 

僕が実際に記録で目の当たりにしたむごたらしい虐待が、10万件もある。あるいは相談につながっていない問題も含めるとそれを大きく上回るでしょう。

 

僕が今こうして記事を書いている間、あなたがこうして記事を見ている間、どこかの子供が、存在を否定されるような暴力、罵倒、無視、性的ないたずらをされているのです。

 

 

僕はそれを肌身を通して学びました。

 

「間違い」を犯す子には悲しい理由があるという真実

万引きを犯した子供。家のお金を持ち出した子供。タバコを吸った子供。友達を殴った子供。女の子に性的ないたずらをしてしまった男の子。身を売った女の子。

これらは許されざる行為です。特に被害者がいる場合は到底許す事はできません。そして、マスコミやTwitter、2ちゃんねるなどで喜んで取り上げられるトピックです。そこにはネガティブコメントしかありません。

 

しかし、僕は児童相談所に勤めてから認識を変えました。

 

それは、そうした間違いを犯した子供には、99%の確率で悲しい背景があるということ知ったからです。

もちろん、その行動自体は許されないという事に変わりはありません。しかし、間違いを犯した子供の背景を見ているとどうしても、「この子も被害者なんだ」と思ってしまうのです。

 

そこにはあるのは、親に虐待された子供、学校でいじめられた子供の行き場のない怒り、苦しみ、そして悲しみでした。それが、法に触れる行為として現れているのです。

ただ、その子のことを責めるだけでは変わらない悲しい現実があるということ。

 

 

僕はそれを肌身を通して学びました。

 

人は変われるという真実

そうした子供も変わっていきます。時には驚くほどの変化を遂げる子供もいます。

それは、その子の問題を作っていたのがその子の本質ではなく、環境だという事を表してします。

親から見限られた子供でも、児童相談所の保育士やソーシャルワーカーなどと関わる中で変わることができるのです。

それは年齢が上がるにつれて難しくなります。しかし、変わるのに遅すぎるという事はありません。なので、大人であってもそうだと僕は信じています。

 

人と関わる事で、人は変わっていく。

僕はその一人として関わりました。

 

 

そして、それを肌身を通して学びました。

 

 

それを今度はあなたに伝えたい

 

最後に<大人のあなたへ>

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最後に、この記事を温かくも最後まで読んでいただいたあなたに、一番伝えたいのが

 

子供を傷つける大人になるな

 

という事です。

 

もちろん、直接子供を虐待するのもいけない事です。それを振るう大人に事情があるとしても、なんとしてもそれを避けてほしい。それができないなら子供を持つなと言いたい。

 

そして、直接でなくても子供を傷つける事ができます

 

それは、今あなたが手に持っているメディアによってです。

2ちゃんねる、Twitterでは心ない誹謗中傷が間違いを起こした子供達に向けられます。もしかしたら、そのひとたち自身もその子供達と似た境遇を経験しているのかもしれません。それを子供達に投影する事で、自分を守ろうとしているのかもしれません。

 

そうでないなら、そんなこと絶対するな

 

あなたがこぼした、言わなくてもいい心の声はその人にも届きます。

本当にしんどい環境の中から、変わろうとしている人たちがいる。それを蹴落とす真似絶対にしないでください。

 

虐待という問題は増え、複雑化する一方です。それは、社会に含まれる「病理」のようなものを反映しています。そして、それを見つめコメントするだけの人たちも同じような「病理」を反映しているのかもしれません。

苦しむ人が一人でも減るように、僕は臨床心理学を勉強していきたいと思っています。拙い文章でしたが、僕が伝えたかったメッセージが伝わっていることを祈っています。最後までありがとうございました。

 

最後に念のため書いておきたいのですが、僕が勤めていた職場はいい人たちばかりでした。よく、ブログやニュースなどで「児童相談書の真実」と謳って、児童相談所の批判が書かれる事がありますが、少なくとも僕が過ごした場所ではそんな問題皆無でした。本当に暖かい職場でした。

 

ご興味ある方はこの本がおすすめです。

 

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