相手のモチベーションをアップさせる心理学的な方法②ーチェインジトークを聴く

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こんにちは!大学院で心理学を勉強しているひぐらしです!

 

さて今回は、いよいよ「やる気スイッチの正しい押し方」の具体的な方法に入っていきます。「勉強する気が起きない子供」「夢に向かってなかなか一歩踏み出せない友達・恋人」を支えたい方にぜひご覧いただきたい記事です。

 

相手のモチベーションをアップさせるための近道は、チェインジトークを引き出すことです!チェインジトークとは、そのまんま、「変化の話」です。具体的にみるといろんな形をとるのですが、詳しくは第一回の記事をご覧いただければと思います。

相手のモチベーションをアップさせる心理学的な方法①ーチェインジトークとは?

2017.05.30

 

チェインジトークを引き出すには、特別な心構えが必要です。今回の記事では心理学の知見を踏まえたその方法を解説します!!

 

なお今回ご覧いただく記事は、共感的な聞き方が必要になりますので、こちらの記事も合わせて読んでいただきたいです!

あなたの共感は間違っている?ーカウンセリングからの提案ー

2017.01.26

「聴くこと」のすすめーカウンセリングから

2017.02.11

 

そして、そして前回の記事に引き続きこちらの本を参考に記事を書いています。興味ある方はぜひご覧いただければと思います!!

 

開かれた質問を活用しよう!

開かれた質問とは、YES・NOで答えられない質問、「おいしい」「東京」など一つの言葉で答えられない質問のことです。裏を返して言えば、自分なりの言葉を使ってしか答えられないような質問ということですね。

 

チェインジトーク(変化の話)を引き出し、モチベーションをアップさせるには、この開かれた質問をばんばん使うことが大切です。それによって、たくさんの情報を引き出せるだけでなく、相手自身が自分の気持ちに気づくのを手助けできるからです。その際、共感的に相手の話を聞いていくことが必要になります。

 

ということで、どんな開かれた質問をしたら良いか、順番に説明していきましょう。この記事では

 

 

「勉強ができるようになりたいけど、今一歩踏み出せない息子を応援するお母さん」

 

 

を具体例に、どんな言葉かけが良いか説明します。

 

現状維持の不利益を尋ねる

チェインジトークの第一歩です。現状に何か不満があるかを尋ねます。次の三つの聞き方が参考になると思います。

 

なぜ問題を感じるようになったのか、きっかけや経緯

「どうして勉強ができないことに問題を感じるようになったの?」

 

どのように問題を認識しているか

「勉強ができないことのどこが問題なのかな?」

 

このまま行くとどんな問題が起きうるか

「勉強ができないままだとどんなことが起きるんだろう?」

 

 

このような質問を投げかけていくと、自然と変わりたいというモチベーションが上がってきます。これらの質問によって、現実の自分と理想の自分がどれだけ離れているかがまざまざと考えさせられるからです。

 

また、質問を投げかけるだけではダメで、出てきた答えに共感的に応じることが必要です。

 

 

例えば、共感的なやりとりはこんな感じになります。

 

ママ
どうして勉強ができないことが嫌になったの?
子ども
学年順位が張り出される時に、好きな女の子より下の順位にいるのが嫌なんだ
ママ
(しょうもな!)そうなんだ、好きな女の子より勉強ができないと思われるのが嫌なんだね

 

批判せず、受けて止めて伝え返してあげることが基本となります。間違っても、「そんな軽々しい理由で!!」と言ってはいけません。

 

これを繰り返すことによって、話している人は受容されている雰囲気を感じて、より本質的な話をしやすくなります。

 

 

さて、続きをさくさく説明しましょう!

 

変わることにどんな利益があるか尋ねる

変わりたい気持ちを後押ししている感が出てきましたね。かといって焦ってはいけません。大切なのは、変わろうとしているその人の気持ちです。それを無理に引き出そうとしてはいけません。

 

もし変わったらどんなことが起こるか想像してもらう

「もし勉強ができるようになったら、どんなことが起きるかな?」

 

変わろうと思っている理由について聞いてみる

「どうして勉強ができるようになりたいと思ったのかな?」

 

先ほどの質問と重なる部分もありますが、大切なのは、「変わることのメリット」を考えてもらうことです。

 

ここで注意するのは、「変わることにはどんないいことがあるかな?」というように、ポジティブな方向に誘導してしまわないことです。そうしたあからさまな誘導は、相手の抵抗を招いてしまいます。

 

変化する対する楽観的な態度を引き出す

これはある種のテクニック的な部分があります。知らないとなかなかできないですよね。具体的な聴き方を説明します。

 

変わる自信がどれくらいあるか尋ねる

変わることが出来る自信を10段階で答えてもらいます。「0」が「全く自信がない」、「10」が「とても自信がある」です。

 

例えば「3」と答えた時に、「うわ、全然自信ないじゃん。むりぽ。」と思ってはいけません。そうではなく、「0」ではないというところに着目してあげてください。

 

 

「どうして、0じゃなくて、3なの?」

 

 

このように尋ねるといいと思います。そうすることで変化に向けて、この人が今できると感じていることを引き出すことができます。

 

どんなサポートを持っているか、使える能力はないか尋ねる

「今、勉強することに向けて何かしていることはある?あるいは、これから使えそうなサポートとか、得意なこととかあるかな?」

 

ここまで、聞いてくればその人の中で「変わりたい気持ち」がどんどんと明確なものになっていきますよね。

 

 

それでは、最後にもう一踏ん張りです。

 

変化を決断する意思を尋ねる

以上のような話を踏まえて、どんな選択肢なら取れそうか質問する

「今までの話の中で、どんな選択肢があるかな?」

「選ぶとしたら、どの選択肢がいいかな?」

 

どれか一つを選べたとしても、「うーん」と悩んでしまうこともあると思います。その時は、「どこらへんが引っかかるの?」と尋ねることでより具体的な話に発展させることが出来るでしょう。

 

何度も繰り返すのですが、大切なのは共感的に聴いてあげることです。そして、その人に興味を持っていることを伝えるために、「なぜどうして」やさしく尋ねていくことです。

 

そして、ポジティブな言葉だけでなく、ネガティブな言葉もきちんと受けて入れてあげることです。反応がポジティブな言葉に偏ってしまっては、相手の抵抗を引き出すことになってしまいます。

 

その他にも、変わる方法を一緒にブレインストーミングしたり、変わることのメリット・デメリットを整理して表にするのも有効です。相手の人に合わせて、関わり方ができるようになればあなたはもう「モチベーションマスター」です。

 

最後に

以上が、相手のモチベーションをアップさせる心理学的な方法シリーズ第二弾、「チェインジトークを聴く」でした。普段の何気ない会話の中や、ちょっと真面目な話をする時に、これを意識するだけで少しは、その人のやる気スイッチを刺激することが出来るのではないでしょうか?

 

そして、次回はさらに現実的な話になります。

 

今回の記事でも少し触れましたが「変わる自信」=自己効力感に関するお話です。どうしたら、人は変われる!という自信を持てるようになるのでしょうか?次回の記事に乞うご期待です!!

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