【臨床心理学の大学院生が教える】共感能力を鍛えるトレーニング方法

スポンサーリンク

こんにちは!大学院で臨床心理学を勉強しながら、心理学やメンタルヘルスについてのブログを書いていますひぐらし(@psycholokorori1)です。

 

先日こんな記事を書きました。

【臨床心理学の大学院生が教える】相手に共感するための超簡単な7つの方法!

2017.08.21

 

相手に共感を「伝える」方法は、技術によって伸ばすことができます。しかし、そもそも相手に「共感する」力。つまり

 

 

共感能力・共感力

 

 

は伸ばすことができるのでしょうか?共感する力は、生まれつきで決まっているものなのでしょうか?

 

 

 

いいえ!そんなことはありません。誰かに共感する力は普段の習慣でトレーニングすることができます。

 

 

共感能力を向上させることによって、相手の気持ちをよりよく理解できたり相手のどんなことをしたいのかを察することができるようになります。この記事では、そんな共感能力を簡単にトレーニングする方法をお伝えしたいと思います!

 

そもそも共感能力とは?

共感能力とは、当たり前ですが「共感する力」ですね。

 

共感とは、

共感(きょうかん、英語:empathy)は、他者と喜怒哀楽の感情を共有することを指す。もしくはその感情のこと。例えば友人がつらい表情をしている時、相手が「つらい思いをしているのだ」ということが分かるだけでなく、自分もつらい感情を持つのがこれである。(from wikipedia

という風にwikipediaで書かれていますが、一点共感できない箇所があります笑

 

 

それは、共感を「相手と同じ気持ちを持つ」としているところです。

 

 

実際、相手と全く同じ感情になることは不可能に近いと思っています。だって、自分と相手は違うからです。ここの境界がなくなるのは逆にとても危険なことです。

 

例えば、道路で転んで泣いている子供がいるとして、道端の人がいきなり「痛かったよねぇ(涙)」と言って泣き出したらちょっと怖いですよね。「僕 or 私は共感能力があるから」と言ってこんなことをしていたら当然身が持ちません。そして、そう言って泣いている人は、その人と同じ気持ちというより、過去の自分を思い出して泣いているということが多いです。それは共感と呼べるでしょうか?詳しくはこちらの関連記事も見てみてください。

あなたの共感は間違っている?ーカウンセリングからの提案ー

2017.01.26

 

 

僕らのような一般人にできることは、「精一杯その人の気持ちに思いを馳せる」ことなのです。僕は、これが共感能力の本質だと思っています。

 

「こういう状況だったら、こういう気持ちになるだろうな」「この表情は本当に辛そうだな」「どんなことを考えているんだろう…」

 

こんなことを精一杯想像するのです。そして可能であれば、声に出して相手に確認していくのです。これは、決して相手と同じ気持ちになることを表しているわけではありません。

 

 

相手の立場になって、その人の気持ちを精一杯想像する

 

 

僕はこれを共感の定義としたいと思います。そして、その「相手の気持ちを想像する力」を共感能力としたいと思います。

 

共感能力を向上させる超簡単なトレーニング

共感能力 トレーニング

この共感能力を向上させるトレーニーングは、先日ある心理師さんに教えていただいたものです。三つのステップに分かれていて、時間もかからないものなので、ぜひ習慣化していただけたらと思います。

 

レベル1ー共感能力をトレーニング(初級)

レベル1〜レベル3までやることはほぼ一緒です。先ほど、共感能力とは「相手の気持ちを想像する力」だと書きました。この「想像する力」を鍛えるわけです。

 

そこでするのが、「幸せを祈る」というトレーニングです。ちょっと怪しいと思う方もいると思いますが、騙されたと思って続けてみてください笑

 

レベル1では、以下のような写真や映画をご用意してください。

火垂(ほた)るの墓 [DVD] 劇場版 フランダースの犬

上の二つの映画に説明はいりませんね。最後の写真は紛争地帯の子供の写真です(僕になにか政治的な主張があるわけではなく、伝わりやすい具体例として使わさせていただいています)。用意する写真や映画は、好きなもので大丈夫です。ただ、ここで例としてあげたもののように、「誰もが思わず、幸せを願わずにはいられない」ような写真や映画を選んでください。

 

この写真や映画に写っている子供や人の幸せを精一杯想像しましょう。例えば、最後の写真ならどうでしょうか?写っている子供にとっての「幸せ」を想像してみましょう。

 

 

ご飯を食べれているかな?

お父さんとお母さんは無事なのかな?

爆撃の音にびっくりしていないかな?

 

 

写真をみるだけでいろんなことが想像できますね。「どうか美味しいご飯が食べられますように」「命だけは落としませんように」「戦争が早く終わりますように」

 

本人にとっては、おせっかい極まりないことですが、写っている人の幸せを精一杯想像して祈る。これを繰り返すことで、相手のことを思いやることが習慣として身についてきます。共感能力を向上させる第一歩です。これをトレーニングとして、まずは一週間繰り返してみましょう。先ほども書いたように、自分が「思わず幸せを願わずにいられない」写真や映画ならどんなものでも大丈夫ですよ。

 

レベル2ー共感能力をトレーニング(中級)

次のトレーニングは、難しさが上がります。先ほどは「人」でしたが、今度は「身の回りのもの」です。

 

 

 

は?

 

 

 

と思われた方もいらっしゃると思いますが、ここも騙されたと思って試してみてください。

 

例えば、今あなたの目の前にあるスマホ。そのスマホにとっての幸せとはなんでしょうか?精一杯想像して、幸せを祈ってみましょう。

 

 

「通信障害に負けないでね」

「落として割れませんように」

「彼氏 or 彼女に勝手に覗きこまれませんように」

 

 

などなど想像してみたらいろいろありますね。スマホでなくても大丈夫です。なんでもいいのです。

 

あなたが今座っている椅子。目の前にあるコップ。普段何気なく使っている自転車などなど。あなたの身の回りのものの「幸せとは何か?」を精一杯想像するのです。

 

少し変わったトレーニングですが、共感能力を鍛えるために効果的な方法です。難しいものではないので、通勤や通学、お買い物に行っている時などふと気付いた時にやってみてください。

 

レベル3ー共感能力をトレーニング(上級)

それでは最後のトレーニングです。最後のトレーニングが一番ハードルが高いと思います。最後のトレーニングは、

 

 

あなたの嫌いな人の幸せを願う

 

 

ことです。あなたが普段憎んでいる人の幸せを願うなんて、考えたくもないですよね?ただ、これができれば、共感能力がかなり高くなっている証拠です。レベル1、レベル2のトレーニングを積んできた人にとってはそこまで難しくないと思います。

 

 

誰もが嫌いな人の一人や二人がいることでしょう。その人のことを思い描いてください。その人にとっての「幸せとは何か」を精一杯考え、幸せを願うのです。

 

 

あなたがもっとも共感できないはずの人に、思いを馳せる。そうしたトレーニングを積むことで、普段の生活で誰かに対してイライラした時に、「この人はどうしてこんなことをするんだろう?」「この人は何を望んでいるんだろう?」と、自分のイライラから一歩離れて相手のことを思いやれるようになります(もちろんそれでも共感できないことは多くあると思いますが)。

 

 

最初のうちはストレスがたまってしまうかもしれませんが、少しでも面白いと思った方はぜひ試してみてください。

 

最後にー共感能力は伸ばせる!

うだうだと書いてきましたが、大切なことは普段の習慣で、共感する力=共感能力は伸ばすことができるということです。

 

あなたが、暖かい共感する力で、多くの人に思いやりをもたらせることを祈っています。

スポンサーリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です